キューバでモントゥーノ(コール・アンド・リスポンス)といえばこの人といわれる、ピオ・レイバ。ベニー・モレー、ベボ・バルデースからノロ・モラレス、ビジョス・カラカス・ボーイズ、コンパイ・セグンド、エストレージョス・デ・アレイートなどなどとの共演でも知られ、常に第一線で活躍してきたソネーロです。映画ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブでもフィーチャーされていましたし、来日もしてくれましたので、日本でもお馴染みでしょうか。
本作は、1960年ごろにスアリートスからリリースされたアルバム『サボール・イ・リトゥモ・トロピカル』(S-117)を、曲順はシャッフルされていますが、全曲収めるリイシューです(ジャケの写真は、アルバム『Abre Que Voy – Cuidado Con Los Callos!』(VELVET)を使っていますが)。アントバルズ・キューバン・オール・スターズを率いるなどしたピアニストのオブドゥリオ・モラレスによるフル・バンドの他、ピオ・レイバ・イ・スス・モントゥネーロス名義のアルバム『バホ・ウン・パルマール』と同じ“カントリー・スタイル”なアンサンブル、チャランガ楽団との録音を各2曲収録。
晩年のピオ・レイバは、声がつぶれてしまっていましたが、この頃は声に色艶があり、晩年の彼しか知らない人は驚くのではないでしょうか。
盤起こし?思われ、若干の音擦れ等ございますが、音質はまずまずです。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)
1. Mi Chiquita (Guaracha) – Traditional
2. Bajo un Palmar (Bolero Son) – Pedro Flores
3. Torcuata (Guaracha) – Traditional
4. La Juma de Ayer (Charanga) – Walfrido Guevara
5. No Te Preocupes (Bolero Son) – Traditional
6. Pescador de Camarón (Montuno) – J. Arrondo, P. Leiva
7. Mireya (Guaracha) – Traditional
8. Los Golpes de Caridad (Guaguanco) – Traditional
9. Que Me Digan Feo (Pachanga) – Enrique Bonne
10. Un Jardinero de Amor (Merengue Porro) – F. Repilado
11. Cangrejada (Guaracha) – Traditional
12. La Noche Buena (Guaracha) – Traditional
VINTAGE MUISC 225