久々の南ア新譜、しかもアコースティックで、とびきりPOPかつトラッドでオーガニック(?)、そして、なんてキュートな歌声でしょうね!?独り多重録音コーラスもOKだし、コサ人ということで、その歌声にはちゃんとクリック音も聞こえています。しかも、ソング・ライティングがまたイイじゃないですか。で、ピカピカの新人、と言いたいところですが、デビュー作(ミニ・アルバム配信のみ)は2012年、16年に10曲入りのアルバムをリリースしていて(こちらも配信のみ?ほか10数曲のシングル配信もあります)、その後、今年の3月にも英語歌のみで、ラップも披露しているミニ・アルバムを配信リリース、続いて初のCDアルバムとして本作がリリースされているわけですね。それで、ざっと他の作品も聴いてみましたけど、私見では本作で本領発揮、その才が花開いたように感じました。
〜と、書きましたが、早々にbunboniさんにお買い上げいただいたので、そのレビューを待っていたのですが(>★無断リンク陳謝&感謝!)、また、間違いちゃいましたね。本作は2020年の配信アルバムのCD化とのことで、既に、2020年の南アフリカ音楽賞(SAMA)で、ベスト・アフリカン・アダルト・コンテンポラリー・アルバムを受賞した作品だったんですねえ…。
それはそれとして、ともあれ、この作品、ダンス・ミュージック先行の昨今の南ア音楽シーンの中で(配信ばかりですが)、南ア・テイストのフォーキーPOPとして得難い清涼感を伝えてくれる CDであることも確かかな、とも、思っています。
1 Mama Ka Sibongile 2:25
2 Makoti 1:00
3 Baile (Acoustic) 4:17
4 Baile (Reprise) 3:00
5 Qongqothwane 3:05
6 Qamata (Interlude) 3:45
7 Wadidiyela 3:11
8 My Horn (Interlude) – featuring Lebo Mochudi 1:30
9 Uphondo Lwam 1:38
10 Boom Che 4:46
11 Theza Inkuni 1:23
12 oMama Bethu (Interlude) – featuring Anon 2:29
13 Baile (Band) 4:17
14 Buyela eKhaya (Interlude) 2:27
15 Qula Kwedini 4:08
16 Qula (Acappella) 2:48
17 iGqhira (Outro) 1:02