♨ たまらん !!
30分に満たない至福〜誰もが忙しい現代社会において(タハハ)、集中力に欠く中高齢者において(トホホ)、ちょうどイイですなあ、ご同輩…
なんて、そーゆうことはともかくとして、待ってましたよ!ルゾフォニア最高の男声デュオ!?と、この際、言ってしまいましょう!パウロ・フローレス&ユリ・ダ・クーニャの共演新録!
〜フローレスはここ数年、旺盛に新作を届けてくれましたが、ユリ・ダ・クーニャは 2015年アルバム以来、久方ぶりの新録ということになるでしょうね(配信シングルや客演は随分たくさんありましたが…、センバの若手と言いつつも既に 42歳、そろそろオリジナル・アルバムCD新作も欲しいところですが、ま、こうして御大パウロ・フローレスと共演ミニ・アルバムを出してくれただけでも僥倖というもの…)!
ともあれ、シンプルかつオーソドックスなセンバ路線、飾らない普段着っぽいライヴな生演奏バックも素晴らしく(ギター素晴らし!かつ、けっこうコンパクト&シンプルながらロー、職人っぽくも新鮮な演奏!?)、まったく、待ってました!と言うしかありませんね。
ミディアムに揺れるような演奏〜ダンサブルなバックを背に、なんとも上質なサウダーデを秘めた飾らない歌声の交歓、もう聴けば聴くほど嬉しくなります。ともあれ、これからの季節、もとい年間を通じて、アルコール飲料のお伴に、コレ以上の BGM はありえない?素晴らしいセンバですよ!と、勝手ながら極東の島国から自負 (?) させていただきましょう。広く世界を見渡しても、こんな通好みのヴォーカル・アルバム&リラックスした赤道周縁生演奏ダンス音楽は、現状、ほぼ、ありませんよー!と断言してしまいましょう。
〜というわけで、理屈抜きにお楽しみいただける作かと。
なお、▽以下は、当方のMM誌輸入盤コーナー本盤紹介文、勝手ながら無断転載させていただいます。
「リスボン屈指のコンサート・ホール“コリセウ・ドス・レクレイオス”百周年記念の一貫として、ホールの常連でもあるポルトガル語圏アフリカでトップ人気の二人、アンゴラのパウロ・フローレスとユリ・ダ・クーニャのライヴが決まり、その本番に併せ去年10月半ばに発売された新曲6曲ミニCDがこちら、年末になって入手できた。ライヴで演じる新曲の練習も兼ねた録音、という気がしないでもないが、スタジオ一発録りと聞こえるその内容、近年稀に見る実にリラックスした飾り無いセンバ路線が嬉しい。パウロ&ユリ他、コーラス含む十名によるバックも飾らずコンパクト、職人っぽくありながら、どこかローな雰囲気が新鮮に響く。ツボ得た鍵盤、アクセントを添える金管、そしてギター類&ベース、ドラムスほか打楽器の奏でるミディアムに揺れるようなセンバのグルーヴを背に、サウダーデを秘めた飾らない歌声を交える二人、何度聴いても飽かせない。」
1 Compadre 3:47
Lyrics – Paulo Flores & Galiano Neto
Music – Paulo Flores
2 No tempo das Bessanganas 5:03
Lyrics – Paulo Flores
Music – Paulo Flores
3 Vamos ficar como papá nos deixou 4:31
Lyrics – Paulo Flores
Music – Paulo Flores & Yuri Da Cunha
4 Chuva caiu (Choffeur de praça) 4:29
Lyrics – Paulo Flores
Music – Paulo Flores
5 Kazukuta 1 de Janeiro (O Povo oprimido) 5:10
Lyrics – Paulo Flores
Music -Paulo Flores & Mayo Bass
6 Yuradas 4:55
Lyrics – Yuri Da Cunha
Music – Yuri Da Cunha & Kairi Flores
Dizanka, bongôs, pandeireta e percussões: João Ferreira
Congas e violão: Kiari Flores
Viola baixo: Mayo Bass
Violão: Diogo Guanabara
Guitarra solo: Manecas Costa
Teclas: Armando Gobliss
Saxofone: Rodrigo Bento
Trompete: Raidel Ortiz
Coros: Kiari Flores, Manecas Costa