知られざるモーリタニアのグリオ女性歌手アルバム 07年作。アルディンという地域のンゴニ系楽器とハンドクラップによる簡素なバックのハチロクリズムにタルティットやティナリウェンに通じるアフロ=サハラ歌いあげ歌唱。時にエレキギターも用いられ、タダでさえヒリヒリと乾いた音がますます砂漠化してます。サハラ周辺、なんとも妖しい魅力を湛えています。
以下、サプライヤーインフォより
モーリタニアは西アフリカとアラブ圏の境界線に位置する。アラビア語を共通語とする22カ国の中では西端。そしてすぐお隣が西アフリカ諸国だ。そんなモーリタニアにも西アフリカの国々と同様、グリオーと呼ばれる世襲制の職業音楽家が存在したことを知れるのが、このアルバムだ。アルディンという伝統楽器と手拍子とコーラスに、なんとエレキ・ギターまで加わった伴奏はティナリウェンとも通じる。そんな演奏をバックに、オオレイアさんはハスキー・ヴォイスを駆使してコブシを効かせながらの大熱唱だ。こんなにナマナマしい伝統音楽なんて、聞いたことがない!
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