マッシリア・サウンド・システムからヴォーカル=タトゥとギター、バンジョーのブリュー、加えてオック在住のブラジルはノルデスチ出身パーカッショニストによるトリオ=ムッスーTの08年作サード・アルバムです!パッと聴いた感じでは1作目に戻ったという印象でしょうか?仏オクシタンとUSルイジアナ&ブラジル北東部…等々が結びついたようなあの感じが戻って来たとともに、よりソングライティングが練られている、というか、トラッド風味が強くなったというか…、ケイジャン&地中海トラッド&トゥルバドゥール&ノルデスチなムードがゴッタ煮状態の中で、ゆったりとしたタトゥの嗄れヴォーカルに引っ張られて、この上なくリラックスしたオックなノリを楽しませてくれるアコースティックな作、とでも言えますか。ともあれ、ムッスー・ファンはもちろんのことですが、例えば、初期JJケールのファンや、マヌ・チャオの弾き語りのファンなんかにも是非オススメしたいところ!