★メルコチータ / ソネーロ・ブラーボ
超ベテラン・サルサ歌手にして、コミカルな演技の人気俳優でもあるメルコチータのベスト・ヒット曲集!
●ペルーの首都リマの下町ビクトリア地区出身のメルコチータことパブロ・ビジャヌエバは、著名なテレビ司会者のアウグスト・フェランドが運営する移動レビュー・ショウ「ペーニャ・フェランド」でそのキャリアをスタートしました。その後長きに渡り親しまれている芸名の「メルコチータ」もフェランドの命名です。(メルコチータとはペルーを含む南米諸国で好まれる棒状の甘いお菓子)
●1935年生まれの彼は50年代から本格的に音楽活動を始め、70年代に入りサルサやブーガルーといった都会のラテン音楽を取り入れた作品を発表しました。また、その後はN.Yに渡り、ジョニー・パチェーコ、ウィリー・コロン、ティト・プエンテ、セリア・クルスらファニア周辺やジェリー&アンディ・ゴンサーレス兄弟などの実力派ミュージシャン達と共演し、サルセーロ(サルサ歌手)としての知名度を揺るぎないものとしました。
●コメディアンとしても有名な彼は、その声を過剰に「変声」にして笑わせてくれますが、その一度聞いたら忘れられない、ちょっと鼻にかかった独特な声は、サルサでは逆にサボール(味わい)のある歌手として、類い希な素質を感じさせてくれます。ストレートで不必要な小細工がないのもいい感じです。
●本作は、サルサやキューバン・ソンの影響が強い曲など、多彩なメルコチータのオリジナル・ヒット曲5曲と、サルサ・ファン/ラテン音楽ファンなら思わずニンマリする往年の名曲「EL SOPON」「A COMER LECHON」、アフロ・ペルーの巨人ニコメデス・サンタ=クルス名曲「ENCIENDELA CANDELA(INGA)」へのサルサ的な回答など、思わず聞き惚れ踊り出したくなる内容のアルバムです。
●サルサ黄金時代のサウンドをしっかり聞かせてくれているのが、やはり、サルサ、ラテン・グルーヴ・ファンには嬉しい限りです。
1. Rumbera Mayor
2. El Sopón
3. Pegaso
4. Madre
5. Enciendela
6. Tibiri Tabara
7. Son de los Viejitos
8. A Comer
9. Al Pan Pan y al Vino Vino
10. Cheverin Conquin
11. Baila Mi Rumba
12. No Olvides el Son
13. Los Hermanos de la Salsa
14. Ven a Mi Encuentro