トルコで中央アジア音楽を広める音楽家
現在はイスタンブルを拠点に、トルキスタン(中央アジア)音楽を中心としたバーラマ系の弦楽器を演奏するメフメット・サビル・カルゲル。1957年に南トルキスタンのアンドホイ市コルガンで生まれた彼は、1977年に高等教育を受けるためにイスタンブルに移り住みました。その後1986年と87年に“Trkistan Halk Mzii (I & II)”という2作品を発表し、トルキスタン音楽を広める伝道師の役割を果たすようになりました。ちなみにペルシャ語と英語も話せるという彼は現在実業家として製薬業界の輸出業にも携わっているそうです。
そんな彼が2016年に発表した作品“Yesevi Vasiyeti”と“Nev Nasihat”が同時に入荷。何れもメフメットが自作した曲を収録したもので、どちらも伝統的なメロディ・ラインと楽器演奏が収められています。アナトリアのハルクよりも陽気な雰囲気を持っているのが大きな特徴と言えそうです。また何れも充実したブックレットが付いていますが、特に『イェセヴィ・ヴァシイェティ』はかなり豪華な作りとなっています。(サプライヤーインフォより)