アルジェリアの港町オラン出身の老ピアニスト=モーリス・エル・メディオニは、ピアノでライを演奏するオリジネイターとして、ハレドのアルバム『Ya-Rayi』にもゲスト参加しているレジェンダリー・ミュージシャンです。一方、ロベルト・ロドリーゲスは、ハバナ出身マイアミ育ち、NYに移ってマーク・リボーらとの多彩な仕事をこなし、ジョン・ゾーンのツァディクから2枚のリーダー作を発表している打楽器奏者。こんな二人がイベリア半島経由のユダヤ系ルーツつながりで、オリエンタルなデスカルガに挑戦!アラブ系の揺らぎグルーヴとキューバ系のタイトなグルーヴが絶妙にマッチ、なんともいえないエキゾティックなサウンドを生み出しています。