今更ですが…(もう2年以上前の作なんですねえ)、クワイト以降の南アフリカ・ハウス系ビートの延長線上に、アフロビーツを掛け合わせたようなノリの良さが身上でしょうか。
参加男女歌手達の、それぞれに飾りなく伸び上がる歌声が、古くはムブーベ由来、南アらしいゴスペル風の歌を聞かせています(歌詞内容はゴスペルに沿ったものだそう、タイトルは『エルサレム』です)。
世界的なヒットを記録した近年作とのことですが、遅かりし最近、知りました。そして、欧州盤もリリースされていたので、当店初入荷とあいなったわけですが、ま、何というか、実に南アらしい、跳ねて躍るようにシンプルかつPOPな内容、クリップ映像そのまま、理屈抜きに楽しめます。格別新しさを強調しない代わりに、余計なものがないシンプルな曲想&音作りもOKです。
その、CDのジャケで手のひらを合わせているのがマスターKG、トラック・メイキング&作曲、プロデューサーということで本作の主ですが、各曲のクリップ中にもサングラス姿で登場しています。で、ひたすらキレのない半端なダンスでフラつきつつ、半開きの口元に浮かべる照れ笑いが印象的、オ〜ッ、よくわからないけど、好感度高し!と感じ入りました。世界的にヒットした近年作、というフレコミは、もうドーでも良くなってしまったかわりに、こりゃ、入荷させなきゃと思った次第。
1 Jerusalema (feat. Nomcebo Zikode)
2 Qinisela (feat. Indlovukazi)
3 Superstar (feat. Mr Brown)
4 Di Boya Limpopo (feat. Zanda Zakuza & Makhadzi)
5 Tshinada (feat. Maxy & Makhadzi)
6 Love You As You Are (feat. Zanda Zakuza & Mr Brown)
7 Party (feat. Makhadzi & Lebb Simons)
8 Tshikwama (feat. Makhadzi)
9 Ngwanaka (feat. Maxy)
10 Tshikwama (Instrumental)
11 Jerusalema -Remix (feat. Burna Boy & Nomcebo Zikode)