まあ、当然ですけど、オヤジ度、というものは年を経るに従い、どんどん進行していくもので、見た目、物腰、音楽性といったものも、言うまでもなく、オヤジ化に侵食されて行くわけですね。そうした侵食に逆らうように、若々しく振る舞ったり、自分は日々進化しているなんて、思っている人もいますが、それもまたオヤジ化と人の目には映るのかも知れないですね。
が、進化ではないにしても、当然、深化はありえます。年齢とともに、深みを増して行くことです。
が、しかし、一方では、深化なんてゴメンこうむる、酒飲んでいたほうがイイ、という考え方もあります。で、その線に沿って行った場合、どういった風なオヤジになるか?と言えば、一例をあげるならば、例えば、マッシリア・サウンド・システムを聴くオヤジになってしまったりするわけですね。
というわけで、毎度まったく意味不明ですが、…相変わらずマルセイユ・メイドのオリジナルな打ち込みダンスホール・スタイルで、どのようにも権威主義的なもの、あるいは既得権益的なものを総攻撃する呑んだくれ オヤジ達、マッシリア・サウンド・システムの新譜が届いたので、わたくしも嬉しい!ということはあります(集合写真の面構え、よくよくみて下さい。ナカナカいないですよ、こーゆー感じのオヤジたち〜!)。
進化を拒否する打ち込みサウンドにおける、深化を拒否するトースティングの洪水!南仏訛り丸出しで(たぶん)、フランスの大阪と言われもするマルセイユのしゃべくりの掛け合い、皮肉たっぷりに告発し、杯を交わす、進化も深化も拒む懲りないオヤジ達のダンスホール&シングジェイ・スタイルが、反抗期か?みたいなパンキッシュな雰囲気で炸裂していますよ。で、そんな中にも、前世紀前半の、古いオペレット・マルセイェーズの伝統が見え隠れするようなところ? 嬉しいですねえ、
※ と、イイカゲンなことを書いてしまいましたが、正しくは>こちらをご参照下さい(無断リンク陳謝&感謝)!
1. A Cavalòt 04:08
2. Casa Massilia 03:52
3. Nine 03:35
4. Sale Caractère 04:28
5. Dans l’Oreillette 03:57
6. À la Rue 04:30
7. Lo Mercat 03:32
8. Drôles de Poissons 03:23
9. La Mouche 03:48
10. Vive la Solidarité 03:44
11. Bòna Adreiça 03:32
12. Tôt ou Tard 02:55
13. Uei 02:54