フランスのディアトニック・アコーディオン復興のパイオニアの一人マルク・ペロンヌ。ヒット・アルバム『パリ・ミュゼット』に参加し、2004年作『その儚い熱情』や、07年作『レ・プテイット・シャンソン』が日本でも紹介されてきた彼は、難病の「多発性硬化症」を患って、両腕両手もマヒするほどその病状を深刻化させているとのことですが、17年にリリースされた本作は過去の未発表録音に、今のペロンヌの声+ペロンヌのゆかりのミュージシャンたちの演奏を重ねたものということです。ヴァイオリンのジル・アパップ、アコーディオンのマルセル・アゾラ、クラリネットのジャック・ディ・ドナート、妻でもあるマリー=オディル・シャントランの歌声などに“囲まれた”切なく美しく、時に実験的な全25トラック。珠玉のワルツなど、たっぷり味わってください。(サプライヤーインフォより)