スペイン地中海岸のバレンシアを拠点として、地中海を見渡す音作りでヨーロッパのワールドミュージック・シーンや、ここ 日本でも人気を得たグループ、ラム・デ・フォック。そのフロントを務めた女性歌手マーラ・アランダが、ラム・デ・フォック解散後に立ち上げたソロ・プロ ジェクトによる2013年のセカンド作です。バックには、ラム・デ・フォックのメンバーでもあったマルチ・インストルメンタリスト(ダブルリード系のドゥ ルサイナや各種バグパイプ他を担当)で、本作の音楽監督や編曲を担当するエドゥアルド・ナバーロを筆頭に、ブズーキ他のホタ・マルティネスら精鋭4人を揃 え、基本的にはラム・デ・フォックの延長線上に位置づけられそうなサウンド。レパートリーは、地元バレンシアやマジョルカ島の伝承歌、オクシタン地方の舞 曲など、汎地中海的というよりカタルーニャ語圏周辺のものを素材に、独自なアレンジで焦点を当てています。地中海音楽や古楽/中世音楽がお好きな方などに お薦めです。地中海の広がりと共に、イベリア半島大西洋側のケルト圏ガリシアあたりまでを結ぶ繋がりも垣間見えてきます。(サプライヤーインフォより)