何でもラルフ・タマール御大が自分の歌のミックスが悪いとクレームを入れ(特にそういうことはなかったと思いますが…)、4ヶ月以上も出荷ストップとなっていたマラヴォワ・シンフォニック、やっと解禁、再入荷して来ました!夏は終わってしまいましたが、今年のフレンチ・カリビアン最高の話題作です!
2012年12月のマラヴォワ40周年記念コンサート(於けるパリ・ゼニット)のライヴ実況盤の登場です。マラヴォワの現行フォーメーション9人の器楽奏者+40人からなるシンフォニーオーケストラ+3人の歴代リードシンガー達=ラルフ・タマール、ピポ・ジェルトルード、トニー・シャスール&ふたりのコーラス歌手+加えてゲスト歌手として、話題のロリアンヌ・ザキャリー、マリー・ジョゼ・アリーも参加しています!ソロ&組み合わせ自在なデュエット /トリオでの、いかにもフレンチ・カリブらしいリズミカルでコクのあるクルーナーっぽい歌唱に、流麗この上ないストリングスがシャワーのように降りそそぎ、さざ波を立てそよ風のように吹き過ぎて行く中、ビギン&マズルカのビートを基本に、シャンソン・クレオール、キューバン・ボレーロ / チャランガ / モントゥーノ、ジャズも溶け合ったさまざまな曲想が夢のように入れ替わる21曲!もちろん、”JOU OUVE” も “EXIL” も “LA FILO” も聞こえるし、アルセニオ・ロドリゲスの “BRUCA MANIGUA” アンリ・グェドン “NATHALIE” ルールー・ボワラヴィル “LA SIRENE” などなど、素晴らしいナンバーが目白押し!音質も良し、全曲分の映像も良し、なんと豪勢なカリブ〜マルチニック音楽マラヴォワ流儀の集大成!ということになるんじゃないでしょうか。オススメできます。