古くからのキューバ音楽ファンにはお馴染みのパーカッション・アンサンブル・グループ、ロス・パピーネスの1974録音の名盤『PAPIN Y SUS RUMBEROS』のストレート・リイシューCD-Rです。ロス・パピーネスのリーダー、パピンは、ルンバのポピュラー音楽化の最初期グループの一つ、コンフント・グアグアンコー・マタンセーロ、パピン・イ・スス・ルンベーロスを率いたルンバの重鎮だったミュージシャンです。彼が兄弟たちと結成したのが、このロス・パピーネスなのですが、ただルンバを演奏するだけに留まらず、バンド演奏の中でルンバを聞かせたり、有名曲をルンバ化したり、ルンバをファンキーに演奏したりと、アイデアも音楽性もすぐれたものに昇華させていった名グループです。日本にも70年大阪万博以来数度来日し、ファンにエンターテイナーぶりも強烈に印象づけてくれました。
彼らの絶頂期のアルバムが本作です。バックは、エリート音楽家集団でイラケレの前身となった、ラ・オルケスタ・クバーナ・デ・ムシカ・モデールナ。そこに有名ソリストも加わり盛り上げています。そんなバックを得て、ルンバからコンガ、ボレロをファンキーにドラマチックに、そしてサイケに演奏していきます。ルンバ・グループなのでパーカッション・アンサンブルとヴォーカルがあくまで中心ですが、そのアイデアのてんこ盛りぶりは凄い!パーカッションだけのグループはちょっと、と躊躇される方にも、自信を持ってお薦めします。
本アルバムはCD-Rですが、音質は良好です。(以上、サプライヤーインフォより)