ウアムリアさん感謝!もうあまりにも僅少入荷なので、早い者勝ちということで(完全先着順)〜よろしく、どうぞ!…と、思っていたんですが、奈津江さんのfacebookをご覧になった方々から予約が入り、すでに売り切れ、なので、次回入荷を皆さんとともに期待したいと思います。
以下、ウアムリア奈津江さんのfacebook ページより転載させていただきます(感謝)!(完全に他力本願商売〜ガハハ、それこそいつも望むところ!)
アルジェリアの超ビッグな音楽家Safy Boutellaも認めた2009年結成オラン出身のミクスチャー・バンド6人組【Jaristes】のアルバム「Bghit Ngaji」(2016)が今回の一番の収穫。リリースが2年前だったなんて、どうして今まで知らないままだったのだろう…。ライ発祥の地オラン出身ということで、ルーツ・ライを非常に意識した曲が多いのが特徴。
「BKIT ALIK YA ZMEN (君=オランのために泣く)」のMVはオランの息遣いを感じる素晴らしい映像で、またアーティスティックで美しい映像とバラード「KOUNTI TGOULI (あなたは言った)」も大変な話題になり、アルジェリアだけでなく隣国モロッコやチュニジアでも人気を集めたようです。どうやらモロッコ人ファンが相当いるような…。
なんと言ってもライと同じオラン方言と絶妙なコブシを効かせて歌うので、オランへの憧憬とライへのノスタルジーに一気に引きこまれてしまいました、はい。
ジャケットからして「ディスコ・マグレブ」の看板を意識?したK7の写真と手書き文字とイラスト。なんてシャレオツなんでしょう。バンド名【Jaristes】は「隣人」という意味のアラビア語オラン方言「JWARINE」から派生した造語だそうで、世界に溢れるダイナミズムと色彩感をみんなで共有したい!という意味が込められているとか。アルジェリアの遺産である伝統音楽を大切にしながらも、地球は一つなんだ!と言わんばかりに、隣人(世界)を探求していく果敢な精神と言いましょうか。フィドルを取り入れてセルティック風やサルサ、シャンソン・フランセーズなんかも途中聴かせてくれますが、トライバル・トランスな典型的ゲラルのリズム打ちや、哀愁的なアコーディオンの伴奏なんかはやはりライへのリスペクトだし、琴線に触れまくり。北西部トレムセンあたりの部族舞踊アラウィで盛り上げてフィニッシュさせているところもONBを彷彿させるし、やはり土台なるオランに結実させていて素晴らしいアルバムです。