LES ABRANIS / AMAZIGH FREEDOM ROCK 1973​-​1983

伝統的なベルベルの音楽とロック、フォーク、ディスコ、ファンクを融合させたアルジェリアの先駆的バンド、アブラニスの灼熱のカビール・サウンド初復刻です!彼らはマグレブ音楽シーンに嵐を起こしつつ、カビール・ディアスポラの新しい音楽創造のスタート地点を示したバンドとして知られています。

45rpmシングルの復刻編集盤である本CDは、70年代初めの実験的なガレージ・ロック・スタイルによる音源から、1980年代に至り実った豊穣なミクスチュアーを聞かせるマグレブ系フュージョンの完成まで、その音楽的軌跡を辿ることができる内容となっています。

アブラニスは 1960年代半ば、パリのボヘミアン地区、バルベスにおいて、2人の若いアルジェリア人が出会ったことでスタートしました。2人ともアルジェリア北部のベルベル系住民として〜カビールの地に出自を持ち、1962年のアルジェリア独立と保守的な新憲法の制定によって余儀なくされたカビール人弾圧を逃れ、パリへやって来ました。シャミー・エル・バズとカリム・アブデヌールというこの2人の若者は、当初、欧米のガレージ・サウンドやサイケデリック・ロックに夢中になり、その音楽的手法をカビールのリズムやメロディに応用、モダンなアルジェリア・サウンドを生み出すことに熱中しました。
1967年に、ベース奏者のマディ・メディ、そしてドラマーのサミール・シャバーヌを新加入メンバーとして迎え、バンドは本格的に始動、パリのマグレブ系コミュニティでもある、バルベスを拠点に活動を続けます。その後、在仏のマグレブ系レーベルから立て続けにシングル録音をリリース、アルジェリアへのツアーも敢行しています。続く、70年代から80年代前半にかけて、アブラニスは当時の音楽トレンドを取り入れながら、カビール音楽の新たなフュージョン・スタイルを模索、カビールのメロディーとリズムをより柔軟に解釈しつつ、サイケデリックはじめ、プログレやジャズ、そしてファンク、初期エレクトロニクス・ミュージックの要素まで吸収したハイブリットな音楽性を確立することとなりました。
〜以上、メーカーインフォ意訳

1.Athedjaladde (1973) 04:22
2.Chenar Le Blues (1977) 03:19
3.Akoudar (1983) 04:16
4.Avehri (1983) 03:24
5.Id Ed Was (1983) 03:57
6.Ayetheri A L’Afjare (1973) 02:44
7.Therrza Rathwenza (1981) 05:19
8.Achethkhii (1983) 04:30
9.Thilelli (1981) 03:01
10.El Guoum Agui (1978) 02:59
11.Mmliyi Kan (digital & CD only, Bounus Track) 03:43

 

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