レラ・パパドプル(1933-2009)、ジャケは若い頃の写真ですね、アテネで生まれ、子供の頃からレベーティカに親しむ傍ら、裕福な家庭に生まれ、ピアノを習い音楽教育を受けるも父の会社が倒産、ピアノをアコーディオンに持ち替え、十代の後半からステージに上がり、マルコス・ヴァンヴァカリスやヤニス・パパイオアーヌはもとより、ヴァシリス・ツィツァーニス、マノリス・ヒオティス、ザンベータス、グリゴリス・ヴィツィコツィス、パノス・ガヴァラス、そして、ステリオス・カザンジディスといった歴代の名歌手、音楽家達のバックでアコーディオンを弾き、コーラスをつとめて来た女性です。ピレウス派も、スミルナ派のレベーティカも、そしてライカの時代になっても、アコーディオン&コーラスをつとめ、数々の録音に参加して来ました。
珍しくも(?)お酒を嗜むことなく(ギャンブルには相当入れ込んだようですが)、2度の結婚で生まれた3人の子供、そして3人の孫にも恵まれ、アテネでアコーディオンを抱え歌い続け、晩年まで過ごしたとのこと。が、自ら歌った録音は、数々のシングルやLPへの参加曲はともかく、CDとして3枚の主唱録音がある限り、本盤はそのうちの1枚(おそらく90年代の録音?)。
若い頃の主唱録音がまとめて聴けないのは残念ですが、タバコで喉を痛めることもなく、多少枯れていながらも、未だ張りを失っていない歌声において、スミルネイカ・ソングのレパートリーを聞かせるレベーティカ・アルバムとなっています。その、オリエンタルな旋律を辿りつつも、レベーティカの変拍子リズムに変化を与える自在なアコーディオンの演奏、そして、長いキャリアと経験から滲み出すようなディープな味わいを聞かせる歌声を、お楽しみあれ!
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1. ΠΑΡΑΠΟΝΙΑΡΙΚΟ
2. ΜΗΝ ΕΙΣΑΙ ΨΕΥΤΡΑ ΔΙΓΝΩΜΗ
3. ΕΙΔΑ ΚΙ ΕΠΑΘΑ ΚΥΡΑ ΜΟΥ
4. ΣΤΗΣ ΘΑΛΑΣΣΑΣ ΤΗΝ ΑΜΜΟΥΔΙΑ
5. ΤΟ ΓΚΡΙΝΙΑΡΙΚΟ
6. Ο ΜΕΜΕΤΗΣ
7. ΡΗΜΑΓΜΕΝΟ ΣΠΙΤΙ
8. ΤΟ ΕΡΗΝΑΚΙ
9. ΤΙ ΣΟΥ ΛΕΕΙ Η ΜΑΝΑ ΣΟΥ
10. Ο ΑΝΕΜΟΜΥΛΟΣ
11. ΔΥΟ ΜΑΓΚΕΣ ΜΕΣ’ΤΗΝ ΦΥΛΑΚΗ
12. Η ΧΗΡΑ
13. ΝΤΑΒΑΤΖΗΣ
14. ΑΛΕΞΑΝΔΡΙΑΝΗ ΦΕΛΑΧΑ
15. Η ΘΑΛΑΣΣΑ ΚΙ Ο ΟΥΡΑΝΟΣ