バンボレオのドン、ラサロ・バルデースの父親のアルバム=子供の七光り?と早合点は禁物~ご存じの方も多いと思いますが、このラサロ・バルデースSr.(父親の方です、本当はバンボレオのラサロがJr.を付けるべきなんでが)こそ凄い人。ベニー・モレーのバンダ・ヒガンテでキャリアをスタートさせ、その後カシーノ・デ・プラージャ、リバーサイド、ニーニョ・リベーラなどの一流バンドを渡り歩いたピアニストでした。現在72歳ですが、2011年の本作で聞かせるマリア・ロメウ、マタモロス、ミゲル・ファイデル、ガルシア・クトゥルラなどなど、キューバ音楽史に残る名曲やガレスピー“マンテカ”の、その解釈の若々しさ!そのデスカルガのありよう、やっぱり只者じゃないですね!