「18歳、それが人生で最も美しいときだなんて誰にも言わせない」(違うか?)というわけで、体質的に熟女歌手ばかりご紹介して来た当店におきましては、レスリー・グレース嬢の本作ファースト・アルバムに例外的な衝撃を受けつつ、この夏から秋は過ぎ去りました(…)。ここ半年ぐらい、当店ご来店の中年以上の男性顧客の皆さんには、とりあえずオススメして来ました(6割超えでお買い上げいただいた実績あり??)。そんな裏・売れ筋の一枚です(ま、どこでも買えるCDですから、当HP上でイチオシしてみても仕方ないかと思ってアップしませんでしたが、やっぱり、今年のベスト10に入れるべき作であることを鑑み、取り急ぎ遅ればせながら、年内にご紹介させていただくことにしました)。
NYはブロンクス生まれ、両親ともにドミニカンだそうです。シングル・デビューは09年ですから14歳!の時、そして昨年本盤をリリースしています。デビュー・シングルは、それなりの今時のラテン系ダンスPOP含むバチャータ&バラーダだったんですが、この新作では様変わり、キャロル・キング作、シュレルズが大ヒットさせた「Will You Still Love Me Tomorrow」 やロネッツの「BE MY BABY」などのバチャータ仕様カヴァーを軸に、往年のガールズ・グループを彷彿とさせるカリビアンPOPを存分に聞かせています(仕掛人はまたしても復活セルヒオ・ジョージ!こいつRMM時代はなんとなく虫が好きませんでしたが、やるじゃない!と見直した今年でした〜と、こんなところで本音言ってどーする)。
で、何が魅力かって、それは youtube 映像を観て聴いていただければ明らか、サルサ/メレンゲ含めて、こんなカリブ・ムード溢れるPOPなんて、もう20年ぐらい聴いたことない(ラス・チカス・デル・カンやズークマシンが懐かしい!)? どうですか?久々じゃないですか?
ハジケるフィメール・バチャータ歌謡POP!バラーダでもロック調でもなく、ヒップホップでもなく、こんなに沁みるカリビアンPOPダンス、ほかにありますか今時?そのスペイン語母音が耳に心地よい柔らかな歌い口は、ほとんどアジアの歌謡曲世界、それも極上の歌唱力(切ない)!しかも軽くダンスを誘うバチャータ・リズムでメロウなラテン風味をUSオールディーズ・テイストに包み込んで満喫させてくれるわけで、その上で、キャワイイ!もうオヤジ殺し以外のナニモノでもありません。というわけで、久々の本格派カリビアン“一人ガールズPOP”ですよ(ま、ラテン世界では既に大人気、ラテングラミーかなんか取ったんでしょうけど、そんなの関係なく)お見逃しなく!*中古品も在庫あり〜ほぼ新品!