中南米全域に浸透している音楽スタイル(リズム)クンビア(なぜか、カリブ地域には根付いていませんが)。当然コスタリカにも大小各種編成のクンビア・バンドが、活躍しているようです。このラ・ソルシオンは、フル・ブラスを要するビッグ・バンド系のサウンド聞かせてくれます。もともとは2001年にカルロス・グティエレスによって結成されたサルサ・バンドだったようですが、サルサのレパートリーを温存しつつ、クンビアやメレンゲなどラテン諸国全般に人気のあるスタイルもレパートリーに広げてきたようです。
本作は、クンビア7割、サルサとボレロで3割という、ちょうどいい加減で収録されています。
で、吹っ切れた感じのリズムやリード・ヴァーカルがイイですね。2~3割のサルサ系の曲などは、コロンビアのニーチェにも通じるようなスイング感とスパッスパッと切り込むリズムとブラスに否が応でも乗せられてしまいます。今のサルサのメインストリームには得難い、直球勝負の清さが聞いていて気持ちいいです。8割のクンビア系の曲も粘り腰のリズムをちゃんと聞かせながらも、ダイナミックでキレの良さを感じさせてくれて、これまた気持ちいいですね。
南米ともカリブともまたニューヨーク系ともまた違った、トロピカル系サウンドとして、注目したいグループです。(以上、サプライヤーインフォより)
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