スコットランドの女性ＳＳＷにして、プロデューサー、作家でもあるカリーネ・ポルワートの２０１７作（６作目だそう）。本作はエジンバラ国際フェスで、現地劇団員の演技を交え上演されたサウンドアート作品「ウインド・レジスタンス」を下敷きに、ヴォイス＆音響面をクローズアップし録音されたＣＤ。同じくスコットランド出身の女性作曲家、ピパ・マーフィー（ピアノ）によるトラッドを基調としたサウンド・デザインに、親指ピアノ、ハルモニウム、ハープ、グロッケン（鉄琴）、ギター、ベース、コーラス等、５人の音楽家が彩りとアクセントをそえ、自然と母性といったテーマに神話性と詩想を織り込み唱うカリーネのヴォイスを引き立てています。