KADY DIARRA / BURKINA HAKILI


ブルキナ・ファソのグリオの家系に出自を持つ歌手カディ・ディアラの12年ぶりの2021年のマンデ・ポップのサード作。エレキ・ギター、ベース、パーカッション、バラフォン、ンゴニなど、アフリカン・バンド・サウンドに乗せたカディの歌声は、溌剌としていながら浮ついたところがなく、しっかりと地に足がついています。マンデ・ポップにスークースやロック・テイストなどを取り入れた円熟のサウンドを聞かせてくれます。多彩さはサウンドだけではなく、使用言語も出自の言葉、ブワバ語からこの地域の多数派であるバンバラ語、首都を中心に話されているモレ語、彼女の第2の故郷であるコート・ジヴォワールのジュラバ語、さらにフランス語を駆使して歌われます。また、ブルキナ・ファソらしくバラフォンが中心で演奏されているのも、多彩なサウンドながら芯が通っている所以でしょうか。(サプライヤーインフォより)
>こちらでも紹介されています(無断リンク陳謝&感謝!)。

なるほどコレはイイですねえ…、西アフリカには珍しい3拍子で始まり、後半でハチロクに流れ込む冒頭曲、ギター&バラフォンのシンプルで柔らかな演奏に乗って聞こえた優しい歌声が、後半、いかにもグリオらしく、しなやかに伸び上がって行きます。まったくもって掴みOK!(ジャケ写姜尚中似ですが…、他意なし)
不自然な抑揚はなし、声を張り上げるようなことはせずとも、たぶんマイクなしで、屋外に集った聴き手を納得させるに充分な、クールでマンデらしい歌が全編で楽しめる作です。多彩なリズム感やアレンジの変化において、バラフォンやンゴニ、そしてフルートやギター、カラバシやジェンベによる生音中心のバック演奏も充実、CD一枚、飽かせずに聞かせてくれますよ。
コロナ禍でライヴの機会を奪われた去年、フランスの北東部、自然豊かなアルデーシュに住まうカディ・ジャラの自宅で録音された作とのことですが、そう教えられると、なるほど、そういう経緯から生まれた音楽と聞こえて来るところもある、と、不思議に納得してしまいます。

1. Ta’a wignoun
2. Mougnoun
3. Sou
4. Nata
5. Fo o biaré
6. Mousso
7. Bi bé kè di
8. Fantan
9. Zouawé
10. Mi ouezo mouna
11. Aw ko tian

Kady Diarra: Lead singer
Thierry Servien: Guitar
Koïta Moussa: Bass, back vocals
Koïta Assetou: back vocals
Mabouro «Smifa» Diarra: Balafon, n’goni, percussion, back vocals
Samba Diarra : percussion, flute, back vocals
Olivier Kikteff: Guitar, bass

go top