『モジュラー・シンセによるソロ・オーケストラ第二巻!』
2020年を締めくくる一枚は、モジュラー・シンセ奏者/DJとして独自一貫の深化を続ける森田潤から届いた待望の2ndソロ・アルバム。マダム・アノニモや山崎春美など豪華ゲストを迎え、78分におよぶ尤なる音楽絵巻を展開する。初回プレス限定ボーナスCD付!
COVID禍中2020年のオメガなる一枚は、18年発表の1stソロ・アルバム『L’ARTE DEI RUMORI DI MORTE』が話題となった森田潤による2ndソロ作品『Sonus Non Capax Infiniti』だ。モジュラー・シンセによる即興的自動演奏を核とするソロ・オーケストラに、齡70超の匿名夫人マダム・アノニモ、山崎春美や佐藤薫のほか、フルート奏者Miya、ヴォイスのNadiah Soraitら豪華アーティストを迎え、78分におよぶ音楽絵巻を披露してくれる。超散文的電子音楽として特異な評価を得た前作から、ブレイクビーツ、ハウス、ジャズ、ワールド・ミュージック……をDJメソッドの批評軸で倒錯させるユニークで跛行的なリズム・メイキングと、あらゆる音響要素を変換する媒介子としてのモジュラー・シンセによる音楽的発展を示す本作は、地球的アンチ・オリジナリティにまで昇華されている。
同時に、COVID禍と近代史をテーマにした強烈なトラック「Dancing Pain」と「Modus Vivendi」にも着目してほしい。これは、21世紀に蘇った“激動する20年代”のエポック的作品である。タイトルは、直訳すると“音は無限を含まない”──人間固有の聴覚体験を指している。さらに、初回プレス限定でライブ録音ボーナスCDが付録に! 本編と合わせ全尺150分を超える大作だ。〜メーカーインフォより
1.Serenata (feat. Madam Anonimo)
2.Foment and Ferment
3.Poly-Free Music for Modular Synthesis
4.The First People (feat. Nadiah Sorait)
5.1925
6.Der Sturm (feat. Miya)
7.Let There Be Acid
8.Dancing Pain ~ Itami wa odoru (feat. Harumi Yamazaki)
9.Habibi Breaks
10.Modus Vivendi Suite (Kaoru Sato and Jun Morita)