1960年代初頭の革命前後のキューバで興った新リズム・ブームを「パ・カ」のリズムで、ページョ・エル・アフロカーン、エンリーケ・ボンネなどと担ったフアニート・マルケス。ギターの名手でもあります。本アルバムは、1960年前後にVELVETに録音したアルバムのストレート・リイシューCD-Rです。
アルバム・タイトルとおり、フル・ブラス・オーストリアによるチャチャチャなのですが、複数台のサックスによる小気味よいチャチャチャのリズムの刻みが、チャランガ編成とはまた違った迫力有るサウンドを聞かせてくれています。曲によりほとんどマンボですね(このあたり、流石新リズムのクリエーターです)。このようにアップテンポ~ミディアムでのノリも聞き物ですが、ヘルマン・ピフェレールという男性歌手が歌うフィーリン・テイスト溢れるボレロもかなりイケています。
バックも、ピアノのフリオ・グティエレス以下、ドラムのギジェルモ・バレート、トランペットのアレハンドロ・ビビール、アルマンド・アルメンテロスなど豪華です。
なお本CD-Rは、アナログ音源由来のプチ・ノイズが残っていますが、リスニングに支障をきたす程のものではありません。貴重な音源ということで、ご了承ください。
△参考〜カッコイイ!
(UNK-1078)