改名再デビューだそーですが、以前の彼女がどーゆー人だったかは知りません。なんでもラオスで歌い始め、タイでも人気を得た女性歌手だそうです。あのグラミーからのインリー嬢作品をプロデュースしたその人、サワット・サーラカームが制作を手がけているそーで、鳴り物入りということになるでしょうね。本作のコンセプトはイサーンをもうちょっと北東の奥へ入ったラオス国境地帯メコン川流域のモーラム歌謡のPOP化ということになるそーで、既に当店でラオス・モーラム(=ラムラーオ)CDをお買い上げになった方々はもちろん、これからラオス聴いてみたいという方も興味をソソられることでしょう。
そーゆーわけで、やっぱりっどこか、歌い口にしても、バックキングが醸す空気感にしても、これまでのタイ純製モーラムPOPとは一味違うわけで、リズム感もややもってシンプル&ミディアム、そこんとこに、どこか高山青水風の清涼感をたたえたジウ嬢のすっきり伸びやかな歌声が響きます。その辺、いかにも粘り腰?のタイ側モーラムと一味違うんじゃないかと。イ~ウッとか聞こえる男声囃子も軽快だし、あるいは、ケーンよりもソーが重用され、ラオス産CDに聞こえたような爽やかなシンセ音も加わり、実に爽快な女声モーラムPOPに仕上がっているかと。オススメします!