改名再デビューだそーですが、以前の彼女がどーゆー人だったかは知りません。でも、イイじゃないですかジウ・アモンラット!あのグラミーからのインリー嬢作品をプロデュースしたその人、サワット・サーラカームが制作を手がけているそーで、もーそれだけで聴いてみたくなるわけですね。その上、本作のコンセプトはイサーンをもうちょっと北東の奥へ入ったラオス国境地帯メコン川流域のモーラム歌謡のPOP化ということに相成るそーで、これはエキゾだ!と膝を打つのは以前、当店でラオス・モーラム(=ラムラーオ)CDをお買い上げになった方だけではありますまい。なので、なんかちょっとバッキングが醸す青空の広がりぐあいが、これまでのモーラムPOPとは一味違うわけですね。ポリリズム感もややもってシンプル&ミディアム、そこんとこに、どこか高山青水な清涼感をたたえたジウ嬢のすっきり伸びやかな歌声が響くわけで、そこんとこに、イ~ウッとか聞こえる男声囃子コーラスも軽快変態、あるいは、ケーンよりもソー、その上、ラオスのモーラムCDでも聞こえた爽やかなシンセもフィーチュアーされて、実に爽快な女声モーラムPOPと仕上がっています!オススメします!