ナチュラルさとフェイクっぽさが交錯するチーチャ×バルカン音楽の衝撃!
中心人物ヤロ・ミルコはスイス生まれですが、ご両親は(旧)チェコ=スロヴァキアの出身で長年バルカン音 楽をパフォーマンスしてきたミュージシャンでした。その影響からまずヤロはジャンゴ・ラインハルトに代表されるジプシー・スウィングに傾倒。バンドも結成 していましたが、ガール・フレンドとキューバに旅行したことから彼の音楽的興味にキューバ音楽が加わります。やがてひょんなことからヤロはファイアウォー ターというバンドのメンバーとなります。このバンドはコップ・シュート・コップやジーザス・リザードといったアンダーグランドなロックのファンならちょっ と懐かしいバンドの元メンバーが結成した、自称“ワールド・パンク”バンド。ジプシー音楽やクレツマーといった東欧音楽を積極的に取り入れたパンク・バン ドです。このバンドのツアー中にクンビアのアルバムを入手し、そこでヤロはそのサウンドに惚れ込み、さらにその関連であるチーチャまでも探り当て自身の血肉としてゆきました。
2010年にはこのザ・クバルカニクス(「キューバ」と「バルカン」の合成語)を結成。そのバンド名に表れてい るようにキューバ音楽を含めた幅広いラテン音楽のリズムと、バルカン音楽の、とりわけその哀感のあふれるメロディを融合したのです。ギター、ドラムス、 パーカッション、トロンボーン、オルガンというユニークな編成。ギターはチーチャ流儀でサーフ~ロックっぽく、オルガンも60年代のようなレトロな響き。 そして曲によっては管楽器を足してジプシー・ブラスっぽく仕上げ、また女性ゲスト・ヴォーカルが参加した曲では東欧~バルカン音楽らしくダウナーな曲に。 そんなナチュラルっぽさとフェイク具合のブレンドがたまりません!
(サプライヤーインフォより)