バルセロナに住まうベネズエラ人自作自演歌手にして、バンドーラやチャランゴ、クァトロやヴァイオリンに加え、様々な打楽器や口琴、木管＆金管楽器を操るマルチ・インストゥルメンタリスト、イサーク・サッソンの英国オリンド・レーベル制作 / カラカス〜バルセロナ録音のソロ・アルバムです。
いわば、手作り音響派アーティストとでも言えるでしょうか？
夜のしじま、コオロギの声や風の音、青空を舞う小鳥のさえずり、ドアの開閉音や赤ちゃんの笑い声など、様々な音を散りばめながら、オーガニックかつプライヴェートな感覚の曲想を演じていますが、それでも、これはフォルクローレだなあ、と感じさせるところ、なかなか不思議、面白いアーティストです。
こーゆー人にもっと長生きしてもらって、ひとり器楽や声、音響に戯れ続けてもらえば、あるいは、仙気や遊び心に満ちたムーンドッグみたいな南米フォルクローレを生み出してくれるんじゃないか、と、やや意味不明ながら、勝手に期待してみたいと思います。

1.La canción de mi abuelo 02:34
2.Chuma 03:23
3.Río Manzanares 02:32
4.Polo margariteño 04:23
5.Mare Mare 02:57
6.El Credo 01:41
7.Manyanet 01:58
8.Manos largas 01:22
9.Tú, puente punteo 01:13
10.Calma, paz, amor, luz (en vivo) 02:23
11.El Albertío 02:45
12.Paseo en un sueño II 01:58
13.El glorioso galope de mi caballo blanco 02:20
14.No hace falta (en vivo) 01:03