至極アコースティックな慕情を醸し出す素敵な男性デュオ、サンパウロから。アンドレ・メマーリ、エドゥ・ヒベイロ、フィ・マロスティカ、チガナー・サンタナ参加。
ヴァネッサ・モレーノ&フィ・マロスティカとサンパウロで対バンを行う、至極アコースティックな慕情を醸し出す素敵な男性デュオがこのイアジ・イアコ。カイピーラ・ギターやレキント・ギターの音色の魅力に取り憑かれたジョヴァンニ・イアジと、7弦ギターの弾き語りに目覚めたペドロ・イアコ、若い世代の男性ふたりからなるデュオです。煌めいたカイピーラ・ギターとまろやかな唄声のマッチング、ギター二本のインスト曲、落ち着き払ったゆったりとしたタイム感はこれが大部分がオウン・コンポージングによる初作であることなど俄かに忘れさせてくれます。フィー・マロスティカ(b)、エドゥ・ヒベイロ(drs) という一線級のプレイヤーが参加した”Por Acaso”、アカデミックなブギーを披露するアンドレ・メマーリ(p)参加の”Assombrosa”や”Chet Parker”、そしてイアコがサッチモ・スタイルのヴォーカル・フェイクを見せる”Be Bird”、カリンバをフィーチャーしたり、その他にも声を震わすリゾナント唱法があったりと表現力は実に富んで居ます。そしてこの季節になると聴きたくなるチガナ・サンタナのサウダーヂ感に満ちたゲスト・ヴォーカルが聴ける”Abismo”も。ブラジル・ルーツ打楽器類の多重録音でドウグラス・アロンゾも参加。自身でインスト7弦ギターの名作を発表しているエミリアーノ・カストロがプロデュース。ジャケの印象からは対極にあるやわらかい音。(サプライヤーインフォより)