ミュージック・マガジン2018年の個人ベスト10で、マガジン編集部の新田さんが１位に選んでいた作ですね。裏アデクンレ・ゴールドとでも言いますか？なるほど素晴らしい！
1991年、ナイジェリア南東部のイモ・ステートはウルアラの生まれ、なのでイボ人の出自でしょうか？シングル・デビューは2014年、で、この 1st CDをリリースするまでに12曲のシングルがありますが、中でも大きなヒットとなった “OSINACHI” が表題曲となったわけですね。この表題曲でフィーチュアーされているフィニョをはじめ、ティワ・サヴェージ、ダヴィド、パトランキング、フレイヴァー、オラミデ、ハリーソングと、豪華ゲスト満載のアルバムとなっています。
いかにもイボらしい緩急軽快ハイライフ仕込みの22曲が並んだ聴き応え十分のアルバムになっているし、歌い口がライトでメロウなので、耳にもたれることもなく、流して聴いてもＯＫという感じでしょうか。紫ジャケの鋭い眼差しが、ちょっとアンバランスなくらい、多幸感がうっすらにじむナイジャＰＯＰ〜アフロビーツ・アルバムと言うべきでしょうか。