現地でも旧譜が滅法入手困難な中、菊地くん根性見せて買い付けてくれました!お見逃しなく〜ちなみに>こちらで紹介されていました名盤です(毎度無断リンクすみません!)。
>こちらVOL.130の伝統歌謡作品と同じく、本作(おそらく00年代初め頃の録音?)もハム・スィーウォン&イエン・シチュルが交互にウェディング・ソング / 婚礼音楽の “プレーン・カー”を演じたアルバムなのですが、VOL.130 に較べると、バックの演奏がストレンジと言ってもイイほど、何とも不思議なサウンド!?こりゃ〜空前絶後??と言ってもいいんじゃないでしょーか。当方一昨年から愛聴していますが、キーボード&ベース&パーカッションのコンビネーションが伝統楽器群とともに織りなすそのサウンド、その色褪せない新鮮な響きに溶け込むように、まるで踏ん張らないで軽く歌った初期 ”都はるみ” という感じ?鼻にかかったチャーミングというか、妙味あるというか、他には得がたいプレーン・カー ならではのクメール的な歌いまわしを聞かせてくれるハム・スィーウォン(POPから純伝統歌謡の振り幅の中で、歌い口を微妙に変化させる器用な人)!もちろん、曲ごとにかわるがわる歌うイエン・シチュル御大も常よりも端正と聞こえる独特なコブシまわしを楽しませます。
純・伝統音楽よりも、こうしたPOP化しようとする伝統音楽の魅力が(成功すればの話ですが)、耳に忘れがたい、ということは世界の何処にでもあることですが、こちらもそんな1作。数あるだろうクメール歌謡作品中でも、際立つCDであることは確かです。
なお、こちらプラケースではなく、簡易なビニールケース入りCDとなっています。通常のプラケースに入れ替えることは可能ですが、そのためには、裏表つながったジャケを採寸しながら切り離さなければなりません。何事も計画性皆無で不器用な当方が鋏を入れますと、むごい結果になりそーなので、そのままビニールケース入りでお売りしています。申し訳ないのですが、よろしく、どうぞ。