西アフリカはニジェールの “TRADITIONAL ELECTRONIC DESERT FOLK SONGS” だそう…。要するに、トゥアレグ音階に調律された(?)90年代初頭の YAMAHA のシンセ一つで紡ぎ出された砂漠のワンマンバンド、とでも言うか? 実にイイ味出しているじゃないですか、ホント。生楽器のアンサンブルならまだしも、シンセサイザーという電子機器を通しても、そこに砂漠、もしくは乾燥した風土から生まれた音色が響いているように聞こえるのは、やっぱり旋律やリズムのあり方ですかねえ…。例えば、同じヴァイオリンという楽器でも、モロッコ〜アルジェリアあたりで奏でられるそれと、西洋古典〜クラシック音楽の中で奏でられるそれは、まったく違う楽器の音色に聞こえてしまう、ということはありますが、同じことが初期段階市販シンセでもありうるのか、ないのか(ま、ヴァイオリンのような微妙な音色が出せる楽器と較べるのは野暮かも知れませんが)? で、そーゆーことはともかく、チープなゲーム・ミュージックのようにも聞こえながら、聴き始めると耳が離せない摩訶不思議な音、どうなってるんでしょうね? …コレは、やっぱり、もしかしたら、ぞうり履きのジャケ写からも伺える演者の人柄かな??