GROUPE FOLKLORIQUE MARTINIQUAIS / DIRECTION LOULOU BOISLAVILLE

g-f-martiniquais1945年アレクサンドル・ネストレによって結団されたマルチニックの民謡団=グループ・フォルクロリック・マルチニケを、1966年から81年まで指揮者/団長として率いて世界中を公演してまわったルールー・ボワラヴィル(1919-2001)がCELINIレーベルに残した録音の復刻初CD化となります。アレクサンドル・ステエリオやユジューヌ・ドルーシュといったビギンのパイオニア達のレパートリーも多く取り上げ、後年に至り、マラヴォワに多くカヴァーされるなど、トラッドなマルチニック音楽の流れの中で中興を担った重要楽団と言えるでしょう。本CDは、67年録音と73年録音にて全18曲~録音参加メンバーには、ルールーのヴォーカル初め、アンリ・リルヴァ、エミール・トレヴォーら実力派が参加~野趣溢れるビギンやマズルカがたっぷり楽しめます!

▽メーカーインフォより(日本語解説付BY 海老原政彦さん/オルターポップ盤)

カリブ海の真珠、マルチニックの音楽の魅力を、世界に紹介し続けた伝説のグループ遂に復刻! またグループを率いたルールー・ボワラヴィルは、マルチニック音楽を語る上で、避けて通ることの出来ない最重要人物の一人。これはマストです!!!!!
グループ・フォルクロリック・マルチニケ(マルチニック民俗舞踊団)は、マルチニックの多彩な音楽の魅力を世界に紹介するために、1945年にアレクサンドル・ネストレによって設立された。伝統音楽に加えて、ビギンやマズルカといった音楽と舞踊を中心としたレビューは、1966年にルールー・ボワラヴィルが音楽監督に就任し、その名前が内外に広く知られることとなった。
優れたミュージシャンでもあったボワラヴィルは、伝統音楽はもちろんのこと、アレンクサンドル・ステリオやユジェーヌ・ドゥルーシュといった、ビギンの巨匠たちのレパートリーも積極的に取りあげた。また自作曲も数多く残していて、後にマラヴォワはじめ多くのミュージシャンによってカヴァーされてもいる。例えば3曲目の「グラン・メ・グラン」のマラヴォワ・ヴァージョンの素晴らしは特に有名だ。またボワラヴィルは、優れた歌手でもあり、このアルバムでもリード歌手としてクレジットされている。
この復刻盤は1973年にディスク・セリーニから発売されたアルバムに、1967年に録音された2曲をプラスした内容となっていて、録音メンバーには、アル・リルヴァやエミール・トレヴォーといった実力派ミュージシャンたちも参加している。
この時代ならではの、野趣溢れるビギンやマズルカの魅力がタップリ味わえる。ジャケットも印象的だ。
現在グループは、ル・グラン・バレ・ドゥ・マルチニックという名前でボワラヴィルの意志を受け継きながら、活動を続けている。

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