セルビアを代表するプロデューサー、ゴラン・ブレゴヴィッチ09年作、お題が「アルコール」と来たら悪いはずない!自前の楽団ウェディング&フューネラル・オルケスターを引き連れ、バルカンの冠婚葬祭パーティーを彩る伝承曲/新曲をたっぷり収録。楽しい曲にも涙、悲しい曲にも笑顔が透けて聞こえる、まさにアルコールのような名曲が続きます。シャンテルが共作した一曲のみ打ち込みのビートを用いているが、残りは強烈な縦ノリ生グルーヴ。往年の傑作「アンダーグラウンド」以来の出来でしょう! というわけでバルカン音楽を一枚という方に自信を持ってオススメします。ブレコヴィッチ・プロデュースにて、セヴェリナ・ヴチュコヴィッチがカヴァー・ヒットさせた“ガス・ガス”も、バルカン男歌=オリジナル・ヴァージョンで聞かせます。