ジルベルト・ジルが息子世代と共にコンテンポラリー・ダンス・カンパニーに捧げた斬新なストラクチャーのアフロ・ブラジル・アンサンブル〜
ダンスカンパニー、グルーポ・コルポの芸術監督、振付け師のペデルネイラス兄弟からの劇伴サウンドトラック制作依頼は、2017年のメタ・メタへのオファーから2年後、アフロ・ブラジル音楽の聖地バイーア出身である御大ジルベルト・ジルに出されました。念頭に置かれたのは、メタ・メタ「Gira」に続いてアフロ・ブラジルの民間信仰、カンドンブレ。そしてバイーアの影響を前面に打ち出した舞台は「ジル」と名付けられること。プロデューサーに息子ベン・ジルを立て、新世代ブラジル音楽一派で知られるドメニコ・ランセロッチ(sampler, drs)、ダニロ・カイミの近作でフィーチャーされたブルーノ・ヂ・ルーロ(b)、ホベルタ・サーのジル歌曲集に参加したダニロ・アンドラーヂ(key)、イチベレ~インヴェントスのチアゴ・ケイロス(sax)、ウンベルト・アラウージョ率いるオルケストラ・クリオーロをはじめ錚々たるMPB作品に参加のヂオゴ・ゴメス(tp)、そしてジルの末っ子ジョゼー・ジル(drs)と、所縁の深いファミリー的なメンバーが集っています。サウンドトラックでは、”ショーロ”、”熾天使”、”叙情”、”幾何学図形”と四つにテーマを分けそれぞれを組曲形式にして構築。それぞれにサンプラーも用いたエレクトロ・タッチのサウンド・コラージュから、管楽器によるジャズ・インプロヴィゼーション、チェンバー・アンサンブル、アフロ・ブラジル・ルーツ要素を推し出したバラフォンの独奏とリズム・セッション、”Andar com Fé”、”Toda Menina Baiana”、”SítiodoPicapau Amarelo”など過去のジルベルト・ジル作品からの旋律引用まで、多彩な引き出しを誇る壮大なサウンド・スペクタルが繰り広げられます。(サプライヤーインフォより)