GEMA Y PAVEL / OFRENDA A BORINQUEN


gema-pavel131990年代からキューバのアーバンなシンガー・ソングライター系男女デュオとしてシーンを先導してきたヘマ・イ・パベル。オーガニックでありながら都会的でポップなサウンドのなかに、キューバの伝統音楽=ハバネラ、ボレロ、フィーリン、アフロ・ルーツなどをしっかり忍ばせ、現代キューバでしか成立しない音楽を我々に聞かせ続けてくれました。本作は、彼らデュオとして最後のアルバムとなってしまった2010年作で、ファンの間では大きな話題となっていましたが、入手困難とされていたCDです。内容は、キューバと昔から兄弟島として、文化的交流の深いボリンケン(=プエルトリコ)の名曲ばかりを取り上げています。しかもプエルトリコ録音。プエルトリコの最大の作曲家ラファエル・エルナンデスの「エル・クンバンチェロ」「アレリのつぼみ」、ペドロ・フローレスの「オブセシオン」、マンボ・キングの一人ティト・ロドリーゲスの「マンボ・モナ」、ボビー・カポの「シン・フェ」、さらにサルサ時代の大作曲家ティテ・クレ・アロンソの「カラス・リンダス」などなどを取り上げ、各曲を縁のミュージシャン、イスマエル・リベーラ、アンディー・モンタニェス、エクトル・ラボー、ホセ・フェリシアーノ、ティト・プエンテなどに捧げた、本当にプエルトリコへの敬意と愛情の詰まった作品です。ギター&ヴォーカルを基本としたトローバ・スタイルを核にしながら、カホン、エレキ・ベース、ホーン、キーボードなどを曲によって使い、お得意なアーバンな感覚を表現しています。
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