トルコのサイケデリックロックムーヴメント「アナドルロック」を代表する酔いどれ詩人ジェム・ババことジェム・カラジャの1974年の名作初入荷です。一曲目は18分、B面も5分、13分と全3曲の大作。フランジャーの効いたサズ風味のエレキギターとフルート、トランペットをフィーチャーしたロック・オペラ・サウンドが一曲のうちに次々と展開し、途中アラベスク化したりと、着地点が全く見えてきません! 同時代のジェネシス、ピンク・フロイド、クイーンあたりに影響を受けた鳥羽一郎とでも言いましょうか 。一体何をやりたかったのか、何を歌っているのか全く不明。万人に勧められるモノではありませんが、地球上においてこの時代のトルコにしか存在しなかった狂い咲きロックであることは間違いありません。