＊２０１５　わたしのベストテン

・NINA BECKER／MINHA DOLORES
・ROBERTA SA／DELIRIO
・HAYDEE MILANES／CANTA A MARIA VALDES
・PIQUETE TIPICO CUBANO／HOMENAJE AL DANZON
・FAADA FREDDY／GOSPEL JOURNEY
・AIDA SAMB／SARABAA
・V.A. ／HIGHLIFE ON THE MOVE－SELECTED NIGERIAN & GHANAIAN RECORDINGS FROM LONDON & LAGOS 1954-1966 (2CD)
・GRATEFUL DEAD／30 TRIPS AROUND THE SUN THE DEFINITIVE LIVE STORY 1965-1995 (4CD)
・BOB DYLAN／1965-1966 THE CUTTING EDGE (THE BOOTLEG SERIES VOL.12) DeluxeEdition (6CD)
・PARCHMAN FARM (Photographs And Field Recordings 1947-1959) (2CD+BOOK)

〈2015年寸評〉
2015年を振り返ると、ディランの歴史的ドキュメントやグレイトフル・デッドの再会ライヴなど嬉しい「事件」に彩られた１年であった。BOB　DYLANの「1965-1966　THE　CUTTING　EDGE」(6CD)　には、グリール・マーカスが「ライク・ア・ローリング・ストーン」の中に記した1965年6月15,16日のスタジオで展開されたドラマを、おびただしいテイクで再現してくれる。CD丸々一枚を使う「LIKE　A　ROLLING　STONE」は、三拍子のプロトタイプからマスターテイクまで劇的な変貌を遂げる。名曲誕生の制作現場に潜り込み歴史的ドキュメントに立ち会い心底ゾクゾクさせられる。
GRATEFUL　DEAD の虜になってからどれくらいになるのだろう。JERRY　GARCIAの延々と紡がれるギターに身を委ねる気持ち良さを覚えてから、DEADはいつもそばにあった。ガルシア没後20年でありバンド結成50周年にあたる2015年にまさか再結成ライヴが開かれ話題になった。ガルシアの不在はあるものの、まぎれもないGRATEFUL　DEADの世界が繰り広げられている。今年はベスト盤やベスト・ライヴ盤「30　TRIPS　AROUND　THE　SUN／THE　DEFINITIVE　LIVE　STORY　1965-1995」(4CD)など振り返りには最適な企画ものも揃って、ガルシアに酔いしれる。