南仏、トルコのアシュク(民謡歌手)/ウラシュ・オズデミル+ イランの打楽器奏者 / ビージャン・シェミラニ+マルセイユの重要グループ=デュパンのリーダー、ヴォーカル&マンドーラ奏者 /サム・カルピエニアという、育った環境も音楽的バックグランドも違う3人の出会いから生まれた地中海音楽ユニットの登場です。南仏のトゥルバドゥールとトルコ/アナトリア地方のアシュク。吟遊詩人の心が、弦楽器と打楽器によって増幅されます。バンド名はオック語で「追放された」という意味の形容詞”forabandi”(フォラバンディ)の語尾に”t”を加え、”bandit”(盗賊、悪漢)の意味を持たせた「追放された悪党」という新造語だそう。本デビュー作は、12~13世紀から現代へと続くトゥルバドゥールやアシュクが詠んだ恋、風刺、ユーモア等についての詩を元に、3人が新たに詩や曲を作ったりアレンジし、アナログ録音で現代に蘇らせました。ビージャンのトンバクのビートにのせ、サムはマンドラより大きいマンドチェロとオック語の詩で、ウラシュはアシュクの楽器であるサズとトルコ語の詩で掛け合い演奏します。架空の地中海ミクスチュアーでありながら、説得力のある演奏が展開されます。
1 Neydik Biz
2 Paur
3 Vesionari
4 Amor De Luenh
5 Madem Dilber
6 Leylam Mevlam
7 L’Epictafi De Simon De Monfort
8 Donen Donsun
9 Cançion
10 Engabiolat
11 Dins Lo Monde