フィリピンのミンダナオ島の南部にあるセブ湖の少数民族、トボリ族の女性たちによる BUDA MUSIQUE 盤CD『セブ湖の11楽姉』の前身となるアルバムです。本作は、『セブ湖~』と同じく、フランスのNGO団体「アルタミラ」によって企画されました。彼らは、トボリの里の中心デコロン村在住のヘゲルンの名手フィンギィ・フラルとルミン・トゥアンの2人を発掘し、マニラの音楽コンクールに出場させて何度にもわたって入賞させ、01年に本作を録音。国際的にも大きな反響を呼びました。自然の温かさが伝わってくるヘゲルンの音色に、彼女たちの生活の場にてフィールド・レコーディングした自然音が、心地よいハーモニーを生み出しています。しかも、録音レベルも高く、まるでトボリの里の森の中で彼女たちの生演奏を聴いているかのような臨場感があります。楽曲は『セブ湖~』と同じものですが、ヘゲルン2本だけの音もシンプルで趣があります。ライナーには彼女たちがヘゲルンを自作している興味深い写真や詳しい解説が英語と仏語で書かれており、必見です。(サプライヤーインフォより)