2005年にパーカッション奏者サミール・イナルが結成～そのグループ名通り、ライのファンファーレ楽団＝ブラスバンド・ライ！ということになります。バルカン・ブラスにも通じるスピード感と、そしてニューオーリンズ的？マーチングバンドのファンキーさもかね持つ新機軸のマグレブ系ブラスバンドとして＞11年のデビューＣＤは国内配給もなりました。そして待望のセカンド・アルバムがここに登場です！で、その内容ですが、端的に言うなら、前作で感じられたラテン・マナーのリズム使いがほぼ削除された分、タタミみかけるベルベル・ビートのディープなグルーヴが前面に押し出され正解！もともと感じられた地中海スウィングっぽさも際立ってきました。あるいは前作よりも整理されフィーチュアーされるライ・ヴォーカル＆コーラスも聴き応えあり、ワイワイした感じの大道芸的ムードこそやや後退したものの、本気ですね。単なる企画ものではなく、ライ＆ブラスを一生やって行こう、みたいな意気が感じられます。そーゆーことなら応援しましょう！充実のセカンド・アルバム、オススメできます。