若くして夭折したキューバの天才ジャズ・ピアニスト、エミリアーノ・サルバドール。今も生きていれば、チューチョ・バルデースとその地位を確実に分け合っていたアーティストです。キューバン・ジャズのアーティストの中には、その影響を公言する人たちは今も絶えません。ラファエル・セバーグセレクトのキューバン・ジャズの名コンピ『ジャゼアンド・クバーノ』で取り上げて以来、日本や欧米のクラブ系音楽ファンにも注目されてきました。ただ、ある事情でここ数年間は録音が全く復刻されてこなかったので、今回のまとめてのリリースは嬉しい限りです。
これは、長らく入手が困難だった1992年のラスト・アルバムの復刻CD-Rです。制作はU.S.A.のレーベルでした。
ゲストで、ヌエバ・トローバの重鎮ヴォーカリスト、パブロ・ミラネースとソンを代表するトレス・ギター奏者、パンチョ・アマートが参加しています。
エミリアーノ・サルバドールの独特なジャジー感とキューバン・トラディショナルのハッとする融合とストレート・アヘッドでスムーズながら複雑に展開するコード展開に頭がクラクラしてしまいます。
CD-Rですが、音質は良好です。 (サプライヤーインフォより)