1980年代キューバで圧倒的な人気を誇ってきたレベ・イ・ス・チャランゴン。名物リーダー＝エリオ・レベが、97年に交通事故でこの世を去った後、その遺志を継いだ息子率いる“2代目”チャランゴンの2019年リリース作です。
アルバム・タイトル＆アルバム冒頭タイトル曲の「ウエアー！」とは先代父レベからの名物、バンドを鼓舞する雄叫び的掛け声ですね。2019年の来日時にも披露し、一番盛り上がっていました。PVやCDの裏面写真の吹き出しでも当代レベの愛息が、早くも「ウエアー！」と言っていて、バンドの次世代への継承を宣言しているようでもありますが、そのタイトル曲はエル・ミチャをゲストにラップ～ティンバ要素などを吸収し、受け継ぐべきものは受け継ぎつつ、同時代要素もしっかり吸収。さらに3曲目では、09年に初の女性メンバーとして加わった女性歌手スセル・ゴメス・“ラ・チーナ”をメインにゲストでテルマリーをフィーチャーし、“男女共同参画型”チャランゴンの姿を示しています。ゲスト参加のディバンによる今時ポップ系ヴォーカルを配した曲あり、黒っぽさを押し出したルンバあり、ピアノとトランペットのゲストを加えてリリー・マルティーネスとチャポティーンへの敬意を示したアルセニオ・ロドリーゲスのカヴァーあり、ラストはヤネラ・ブルックス、タニア・パントーハ、エル・ミチャ、テルマリーなどゲスト多数参加の大団円で、満腹感120％です！（サプライヤーインフォより）
本作はCD-Rでの流通品となりますが、音質は良好です。

1. UEA!
2.　No Me Critiques
3.　La Guagua
4. La Instalada
5. La Silicona
6. La Oportunidad
7. Rumba El Socio
8. Te salvó La Campana
9. Ni Muy Muy, Ni Tan Tan
10. Me Gustó
11. Se Sigue Comentando ” Uy Uy Uy Qué Veo”