*ジンバブウェの親指ピアノに魅せられ、毎年のように彼の地を訪ねている松平勇二さん >★ が、親指奏者達のCDRを現地録音にて制作、新作を届けてくれました!
*現在ジンバブウェで最も多く弾かれている24の鍵盤が三層に並んだムビラ、いわゆる「祖先のムビラ」発祥の地は、首都ハラレから南東に70キロぐらいのニャンドーロ地域だとされています。本盤にはそのニャンドーロのムビラ奏者、ゾンゴーザ・タオネジとボースウェル・カネンゴーニのデュエットによる演奏が収められています。
*ニャンドーロの言い伝えでは、ムビラは本来 “水の民”によって神のために演奏されるもの、そんなムビラの音色に魅せられたニャンドーロの人々の祖先が、水の民に羊を捧げ、ムビラを弾くことを許されたそうです。なるほど、そう言われて本盤を聴いていると、その淡々としたナチュラルなムビラの音色、水の流れるイメージに寄りそうような気もします。
*昨今のジンバブウェで一般的なムビラ重奏は、クロス・チューニングと言って、異なる音階 /音域のムビラを組みあわせ合奏するのが一般的だそうですが、ニャンドーロ地域では、同じ音階 / 音域のムビラ合奏されます。本盤に収められたムビラ・デュエットもそれに倣い、しかも高度に洗練されたもの、織物の縦糸と横糸が組み合わされるように精緻な演奏となっています。
1. Nhimumutimu yaNyamaropa
2. Mukaitiende kuDande
3. Mhemberwa paMazwi Madiki
4. Mukaitiende
5. Mutamba
6. Muzoriwa
7. Mhemberwa yaNyamaropa
* the track order in this clip is different from that of the CD
Dzongodza Taonezvi : mbira, vocal
Bothwell Kanengoni : mbira
Ashelly Taonezvi : hosho
Recorded in Ringa Village, Seke, Zimbabwe.
*Produced by Yuji Matsuhira (ugmatsuhira@yahoo.co.jp)
*https://www.youtube.com/channel/UCnkXcuXvARaAjctHZaiJ0gw