元トランス・グローバル・アンダーグラウンドのマルチ音楽家=ダブラーによるエチオピアはアディスの音楽達との共演2作目です!ミミ・ゼネベほかの魅力的な女性歌手を前面にレゲエ風のエチオ・サウンドを聞かせる方向性は変わっていないわけですが、音作りも曲作りも一層練られて来て、聴き応えある快作に仕上がったと思います。エチオピア音楽の美観に沿った細部の繊細なアイデア / アレンジ~ダブ / レゲエを基本としながらもジャズやアラブ音楽などの手法も導入、それでいて全体としてのグルーヴィーな統一感も自然です。エチオPOPの今日的な展開に貢献する越境ミクスチュアー・アルバムと言えるんじゃないでしょうか。オススメできます。