ジャジーかつアダルトな魅惑的歌声でフィーリン=ボレロを聴かせるキューバ人女性歌手、ドリス・デ・ラ・トーレ。本作は、キューバ音楽に早くからジャズを持ち込んだフェリーペ・ドゥルサイーデスが彼女をフィーチャーしたロス・アルモニコスのアルバム『インティモ・コン・ロス・アルモニコス』(Sonus : S-33-1005)と『エクシトス・インテルナシオナレス』(Kubaney : MT-112)から、全19曲を収めたリイシューです。
ジャジーかつアダルトな魅惑的歌声でフィーリン=ボレロを聴かせるキューバ人女性歌手、ドリス・デ・ラ・トーレは、このフェリペ・ドゥルサイデスのロス・アルモニコスで活躍した後、ソロとなりほどなくして米国に移ったという経歴の持ち主。『フィーリンの女王』という異名もあるようで、オマーラやエレーナよりもジャズ的な側面がより強調されたアダルトな歌唱が魅力です。数曲のインストを除いて、彼女の歌が十二分に楽しめます。
スペイン語でカヴァーしたジョージ・シアリングの「バードランドの子守唄」、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスの「トゥ・メ・デリリオ」、マルガリータ・レクオーナの「タブー」、さらにロックンロールの名曲「ロック・アラウンド・ザ・クロック」なども飛び出す『エクシトス・インテルナシオナレス』は、これまでCD/CD-Rでのリイシューがなかった激レア音源となります。英語のナンバーや、クルト・ワイルの「モリタート(マック・ザ・ナイフ)」をスペイン語でカヴァーしたり、トルコ民謡に基づく曲「ウスクダラ」を取り上げたりと、多彩な楽曲を、洗練されたハーモニーで小粋に演じています。インスト曲は収録せず、全編でドリスのアダルトな歌唱が楽しめます。
盤起こしと思われますが、音質はまずまずです。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)
1. Luna Rosa – Antonio Viscione, Vincenzo de Crescenzo
2. Love For Sale – Cole Porter
3. Arrivederci Roma – Renato Rascel
4. Franqueza – Denis Brean, O. Gilherme
5. Moriat – Kurt Weill
6. Aveva Un Bavero – Mario Panzeri
7. Lullaby Of Bird – B. Y. Forster, George Shearing
8. Delirio – José Antonio Méndez
9. Tabú – Margarita Lecuona
10. Juguete
11. Noches de Mazatlán – Ruíz
12. When You Are Alone.
13. Uska Dara – Traditional
14. Ábreme la Puerta – Fernando Mulens
15. Tú Me Hiciste Soñar
16. El Cha Cha Chá de la Reina – Mariano Merceron
17. Love Is Around The Corner – Leo Robin, Lewis Gensler
18. Rock Around The Clock – James E. Myers, Max C. Freedman
19. Punto Final