ドリアン・ピンパーネルは2007 年に日本のラリーレーベルから7曲入りCD “HOLLANDIA” で世界先行デビューしてます。当時の日本なので「タヒチ80 に続く…」とかそういう売りでレトロ・ソフトロックの優れものという紹介でした。7年のブランクの後、仏BORN BAD RECORDS からのフルアルバムです。70 年代西海岸サウンド大好きなパリのボーイズたちのバンドですけど、パリにはカリフォルニアの陽光サンシャインはないのです。光は暗めになりますよね。コンセプトは「ムーンシャイン・ポップ」。僕たちは「サンシャイン・ポップ」はできないけど、これだったらできるもんね、という変な自信があるんですね。新大陸の能天気さはないけれど、旧大陸の文学や退廃のフレイヴァーをちょっと加えて、月光の明るさのソフト・ロックを。このひねり具合というか光の屈折の具合というか、そういうところがトッド・ラングレン/バッドフィンガー・フリークたちにもひっかかるんじゃないかな、と思うのですけど。(サプライヤーインフォより)
>http://www.bornbadrecords.net/releases/bb061-dorian-pimpernel-allombom/