DIKANDA / KOLĘDA, KOLĘDA

ディカンダは、バルト海に面したポーランドの港湾都市、シュチェンで1997年に結成されたグループだそう。ポーランドのスラブ系トラッドをベースに、バルカン、ユダヤ、インドや中東、そしてアフリカのリズムやハーモニーをミックスして来たというその音楽性は、ポーリッシュ・トラッドの音楽的な枠組を広げることに貢献したことでしょうね…。
本作は1999年のデビュー作以来、9作目となる2019年の最近作。グループの要となる、ヴォーカル&アコーディオンのアンア・ウィクチャックと、新加入の女性ヴォーカル、カテルシーナ・ボゲッシュをフロントに、ギター、ダブルベース、トランペット、ヴァイオリン、各種パーカッションというバックを固める6人の一癖ありそうな男達という編成で、どこかミニマルな、ミュートされた躍動感&静謐さを感じさせる、完全アコースティックな演奏を展開。11曲目はボーナスでしょうか?ゲスト、ポーランドの老嬢2人によるワルツ、アコーディオンのみの伴奏で歌われる野趣漂うデュオも収録されています。加えて、ジャケもイイ感じですねえ、雪の積もった夜に、こんなたたずまいの家を尋ねてみたいものです。
 
 
1 Idą, idą monarchowie 3:19
2 Wśród nocnej ciszy 4:27
3 Przybieżeli do Betlejem 3:06
4 Anioł pasterzom mówił 3:32
5 Hej, w dzień narodzenia 3:07
6 Jezus malusieńki 4:19
7 Gore gwiazda Jezusowi 3:46
8 Hej hej, lelija 3:35
9 Z narodzenia Pana 3:49
10 Mizerna Cicha 3:53
11 Oj siano, siano 4:27
 

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