南仏プロヴァンスのフォークロアを独自なスタイルで突きつめる男、元デュパンのサム・カルピエニア、あらたなユニットの登場です。…健さんじゃないけど、自分、不器用な男ですから、って、相変わらず、ニコリともせず、ピックアップ・マンドーラをフィンガー・ピッキング or ストロークしながら、ひとり語りするようにも、投げつけるようにも聞こえる独特に枯れ錆びた?強靭な?歌声を聞かせています。ユニット名はデ・ラ・クウ…、コントラバスとパーカション(バッテリー&タンボリン)と、サム・カルピエニアのトリオ編成。…でも以前よりも、よりドラマティック?プログレ色? がより濃くなったかも知れません。トラッドということさえ忘れて聞けるストイックに我が道を行く、サム・カルピエニアのパーソナルな魅力、その声音そのものの魅力が、変幻自在のコントラバスと、アタックの強いリズムにおいて増幅され、より強力にクローズアップされた作と聞こえます。
1.Chaman 04:35
2.Chamatan 03:53
3.L’Amistat 06:32
4.Tarabast 04:43
5.L’Infinitat 05:28
6.La Dralha 04:03
7.A L’Esper 04:47
8.Temperi 04:37
9.La Muralha 02:40
Sam Karpienia : chant, mandole ex. Dupain, Forabandit
Emmanuel Reymond : Contrebasse
Thomas Lippens : batterie, tambourin