ウクライナ民謡解釈ユニット、ダカ・ブラッカ通算6作目の16年作です。いつもながらミスティック、で、常よりも静謐、あるいはダウナー、というかブルージーな出だしの曲が並ぶアルバムですが、そんな中にも、いかにもこのグループらしい、北欧や東欧スラブにもつながる地声の女声&コーラス、口琴やチェロ、ピアノの単音演奏、あるいは風の音やウクレレ、木琴、フクロウ笛、ダブル・ベースほか、全体にやはり音数少なめで、隙間を活かした即興的な演奏の中、時にヴォイス・パフォーマンスとも感じさせる歌声が交わり、交わされているのでした。
1 Ой Ішов Чумак 8:23
2 Чорна Хмара 10:36
3 Чумак 6:59
4 Şalğir Boyu 6:04
5 Карамисли 7:12
6 А Дощик Накрапає 5:58
7 Монах 4:57
8 Соловей 7:25
9 Сєно 6:54
10 Свирид 9:12