コンフント・ロス・ラティーノスは、人気バンド、コンフント・ロベルト・ファスでヴォーカルを担当していたオルランド・レジェスにより1972年に結成され、1970年代に人気を博したグループです。時は、キューバの伝統的なリズムに新しい要素を取り入れ、特にカーニヴァル音楽的要素の強いニュー・リズムが次々に開発されヒットを重ねた時代。そんな時代を反映し、ロス・ラティーノスは、隣国プエルトリコ、ドミニカのリズム、ボンバやプレーナ、メレンゲを取り入れた、祝祭色豊かなで疾走感あるサウンドで人気を得ました。本作は1975年に録音されたファースト・アルバムと思われます。アップ・テンポなナンバーとスローなボレロがキューバ人好みにうまく配曲されていて、当時当地で大人気だったこともうなずけます。なおこの盤はCDRで原盤に起因するノイズが若干ありますが、UNIKOレコーズの中ではかなり音質は良い部類だと思います。